1.司法書士の報酬は一律ではありません
昔は,司法書士の報酬は,報酬基準表に基づいて発生していました。しかし,平成14年12月31日をもって報酬基準表が廃止されました。
つまり,現在,司法書士は自由に報酬を決めることができるようになりました。
自由に報酬を決めることができるようになったとはいえ,各事務所には,報酬基準を定めて備えおかなければなりません。
司法書士の報酬には,相談料,着手金,基本報酬金,手数料,書面による鑑定料,日当,顧問料,タイムチャージ等,様々あります。また,報酬とは別に,交通費,裁判所に収める印紙代や郵便切手代などの実費というものもかかります。
司法書士に相談をするとき又は事件の解決を依頼するときは,司法書士から報酬等の説明義務がありますから,遠慮せずにどの程度お金がかかるのか,支払い時期はいつなのか等を聞いてみましょう。
2.よくあるトラブル
一番多くみられるトラブルは,費用の説明はなされていても,明確ではないため,あとから追加で費用を請求される場合です。
先にも申し上げましたが,司法書士に相談をするとき又は事件の解決を依頼するときは,司法書士から報酬等の説明義務がありますから,遠慮せずにどの程度お金がかかるのか,支払い時期はいつなのか等を聞いてみましょう。
3.大手事務所の報酬は安い?
日用品等は,大量に仕入れることができる大手のお店の方が安く売られていることが多々あると思います。
それと同じ感覚で,大手の事務所の方が大量に事件を受けていることから司法書士の報酬が安いと考えていらっしゃる方がいます。
しかし,問い合わせるまでもなく,ホームページの費用のところを比較すればすぐに分かるはずですが,大手の事務所だからと言って安いとは限りません。むしろ,大手の事務所の方が高い場合があります。
司法書士事務所や法律事務所の最大のコストは,人件費です。大量に事件を処理するためには人が必要です。
ですから,大手の事務所の方が人件費がかかるため,報酬を高めに設定している場合もあるのです。
4.司法書士選びは慎重に
病気になったり虫歯になったりした場合に通院する病院や歯科医院をあらかじめ決めておく人は多いと思います。
しかし,トラブルが起きたときのために,あらかじめ法律の専門家を探しておくという人は稀,というかいないのではないかと思います。
法律の専門家を探すときは,急を要するときだということはわかります。
しかし,たとえば司法書士に相談や事件の解決を依頼するという一生に一度あるかどうかという場面ですから,できる限り慎重に検討した方がいいと思います。
費用も司法書士を選ぶ基準の一つとなると思いますが,一番重要なのは,お客様と相性がいいか,つまり,信頼できるか否かだと思います。
当事務所とのお約束
費用は事前に提示し,以後,原則として追加費用はいただきません
費用に含まれる手続きも明確にいたします
初回(30分) 0円
2回目以降(60分) 5,500円(税込)
※ 2回目以降のご相談の後,3か月以内に当事務所にご依頼の場合は,お支払いいただいた相 談料は,報酬の一部として差し引かせていただきます。